真空管式フォノイコライザーアンプの銘器「ザ・フィッシャーPR-66」です。
小型にもかかわらず、電源部も本体に内蔵したオール・イン・ワンで、このままスタンドアローンで使用可能です。
ただ、そのために電源トランスがやたらと小さく、異常なほど熱くなるとのご指摘で、拝見させていただきました。
内部は、徹頭徹尾アメリカン・スタイル。ドイツやイギリスのように視覚的な折り目正しさはありませんが、丁寧に作られています。
電源を投入すると、なるほどものの数十秒でトランスが発熱を始めます。ヒーター巻線にマルチメーターを当てると4.7Vで、これは低い。
どうも巻線がレアショート状態でしょうか、とにかくこのトランスを諦め、代替品を探しますが、シャーシ内に収まるものは見つけられず、止む無く外付け、それならばいっそ容量も奢ってやろうと
オーナーの了解をいただき、4倍のボリュームで、でっち上げました。
組立後、10時間ほど、ランニング中ですが不具合なく、ええ塩梅です・・・
テストで久方ぶりに、如雨慈庵で鳴る純アナログ・・・・ちょっと新鮮!
けど、わたいはへこたれませんでぇ・・・戻りまへんでぇ・・・アイ・ビリーブ・イン・ミー・・・・